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Valeo&Bosch
2004.04更新 Bosch取り付けステー追加
 Valeo製のセルモーターはマグネットの剥離等で故障が多い為、1989年9月以降マグネットの剥離の問題からDRA7(R100RSのリペアマニュアルにはD6RA(出力1.1KW、)と記載)というタイプから接着剤を変更したDRA15(1.2KW)タイプに変更になったようです。
 ただし、変更されても相変わらずマグネットの剥離は起こってるようですけど。
で、二本サスでお馴染みのBosch製への交換を希望している方が多くいらっしゃるようです。

 BOSH のリビルド


左がValeo1.2 KW @ 275 amp
,右がBosch0.7 KW@ 320 amp
写真提供:Mr.ARIMAFUJI

 Bosch製は実はモノサスにも使われていたんです。下のパーツリストでわかりますが、1988年8月製造(車体番号が162 358位まで)までは使われていたようです。
 つまり、モノサスにもBosch製セルモーターが取り付け可能なんです。
図ー1
表ー1
 

Valeoで問題になってるマグネットの剥離ですが、Boschの場合はマグネットを使用せず、部品番号12の励磁コイルの為この問題は起こりません。
 Bosch は細かな部品も補修品として手に入るそうです。
図ー2
表ー2


○Boschの取り付け方法
 Valeoは車体に対して後方2本のボルト(前のページで説明しています)で固定していますが、Bosch製は、後方2本+前方1本の合計3本で固定していることです。
 で、取り付けは難しいかというと、それほどでもありません。
ただし、固定する為の金具が必要のため、手に入れたものに付属していない場合はパーツリストを調べて(下に示します)注文してください。
そうそう、前方2本も固定方法が少し異なります。
Valeoは本体がメネジになっていますが、Boschはメネジが切っていないため、ボルト及びナットが必要となります。(部品番号8,9,12)
 交換方法は、後方2本は前のページを参考にしますが、前方のものは、エンジン前方のおかめをはずして、さらにダイオードボードをはずしてから取り付ける必要があります。
 図ー1の2番から7番までの固定用パーツが必要となります。

セルモーターをはずして、エンジン前方を見る。
奥に見えるのがダイオードボード

本体についているステーをダイオードボード側に取り付けます。