2001.5.12更新
ツインプラグ加工について
OBC会員のF/Wさんにヘッド加工をお願いしていただいた折にツインプラグ化もついでにお願いしました。
ツインプラグ化する場合の定番コイルはDYNAですが、インタフェースキットを購入すると結構高くなるので、ドイツPVL製のコイルにしました。MOTOBINSで購入しようと、メールで相談していたところ、OBC会員のショーンさんがすでに同じモノを購入されていて、不要だといういことで譲っていただきました。純正より大分小型です。
PVL製のコイル
Moto-Bins #70506 Dual Output Coil 25ポンド×2
ショーンさんより取り付けのための配線図をいただきました。DAYNAと同じ用に直列に取り付けます。
RSへのコイルの取り付け
コイルは純正品のついてた場所へフレームをはさんで両側に取り付けました。ところが左側のコイルがタンクと接触して走り出すとぶつかる音で大騒ぎ。左のコイルをやや内側に取り付けなおし。それであたるので思い切ってタンクの内側をプラハンマーでたたいてへこませてしまいました。まだ、コードのゴムキャップのあたりがあたってるようですが、走ってみると音もしないのでしばらくこの状態で乗ってみようと思います。
2001.07.29やはり左側のコイルが振動でぶつかってるようなのでスペーサーを薄いナットに交換してぶつからないように改造しました。
そうそう、PVLのコイルはハイテンションコードの接続方法が一般的でなく半田ごてを使って端子を接続する必要があります。(何か振動で折れそうな感じがするんですよね(不安))
コイル取り付け左側写真 コイル取り付け右側写真
ところで、早速試走することにしたのですが。エンジンの音がまったく違います。たくましくなったというかゴリゴリとエンジンが回ってる感じです。 まだピストンを交換してならしもすんでいないので無理はしませんでしたが、スタートからの加速がさらに良くなりました。それと1速、2速はあっという間にレッドゾーンに達する勢いです(慣らし中をつい忘れてしまいます)。高速ではあっというまにTOPギアに入っていてるため(3速、4速はもちろんレッドゾーンには届きません)、何度も4速かと思ってシフトアップをしようとしてしまいます。6速がほしくなります。
2001.07.29
パワー、躍動感はOBC会員のF/Wさんのヘッドチューンの効果もあり、これがあのOHVのRSかと思わせるエンジンフィーリングに生まれかわりました。
2001.07.29(F-WさんにBBSで相談したところ下記のコメントをいただきました)
燃焼一回ごとのパルスの大きさの違いだと思います。緩燃焼ぎみの後期R100に対して明らかに急速な燃焼=大きなトルクを促すチューンを施したわけですから。しかも中速トルク狙いで→きっと僕やIさんのよりも、遥に太いでしょう。しかも吸気慣性が生きるスライドキャブつき。
たとえばクランクバランスですが、モノサス以降は某有名内燃機社でバランスしたものでもロードが掛かると振動は出ます。もちろんカラ吹かしでは、なかなかモーターのように回っていますけど。
比較の尺度ですが、たとえばIさんのRS(二本サス用エンジン)あたりと較べた場合、明らかにフライホイールマスが異なるので同じにはなりません。
駆動系のダンパーの存在もあり、タイヤがまあるく回ってもクランクの角速度は自由に一回転のうちに変化しています。反して、低速でタイヤの回転にスナッチを与える事を防いでいます。
機会があったら、どっかで、同じ9.5ピストンの80年代の二本サスのRS(ノーマル)に乗ってみてください。
ツーリングペースを想定した領域では意外な程振動があるはずです。対して70年代の回転マスの大きいモデルでは振動は少なめです。
青ちゃんのは回転マスが少ないのでクランクの角速度の変化が振動となって現れやすいのです。
水平対向は一見バランスしているように見えますが2気筒+フルカウンターじやないので、ゴマを擦るときのスリコギ棒のような振動のモーメントは避けられないのです。
R90Sなどは(排気量に対して)もっと回転マスが大きい感じです。
R1100RSなどは5000回転になると、カウルのシールドがビリビリしてますよ。
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2002.9
キャブをデロルトにしたり、慣らしも終わったようで、現在は気持ちの良い振動になってきました。ツインプラグにして良かったと思ってます。
ARIMAFUJIさんから戴いた二本サス用のヘッドがあるので、これもツインプラグ加工してとりつけようかと計画中です。
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