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・デロルトの紹介
・私のデロルト
・RSへの取り付けについて
・セッティング
2003.08.09更新

※デロルトって

 デロルトはBMWではR90Sで使用されていましたし、イタリアのメーカらしく、ドカや、モトグッチに採用されていますから皆さんよくご存じだと思います。。
  デロルトには口径サイズによってPHMChoke sizes 38-40-41mm)の他にPHFChoke sizes 30-32-34-36mm)というものもあります。(※PHM,PHFをクリックするとパーツリストが見られます)
 PHFはOBC会員さんではmotさんが使われていました。
(今はBINGですが、私のRSを試乗したところ再度取り付けを考えておられるようです、早く取り付けようね)

PHF-36の取り付け例(motちゃんの場合)
 BINGで使っていたラバースリーブが利用できるのではないかと思います。
本当はスピゴットを作って、キャブと吸気ポートが滑らかに接続できるといいのですが、とりあえずは第一段階でラバースリーブを使われたらと思います。
その他にデロルトをチューニングしたマロッシというのもあるようです。


 
マッロシでは透明なフロートチャンバー(5000円/1個)が発売されています、が油面調整にとても便利そうですね。
 (透明なペットボトル(900CCのもの)を切って使ったことがありますが、片側を図ったら油面レベルはマジックインキで印をつけて比較して調整するとわかり易いみたいです)
 そして、RS等のOHV−Rにはデザインや性能からあこがれてる方も多いと思います。
私もその一人でした。

注意点:R90S用は年式によってはスライドの型式が異なるそうで、motobinsでR90S用と購入したものもとりつかないものもあるようです。

※PHFのパーツリスト ※PHMのパーツリスト

http://www.ducatimeccanica.com/"ここで詳しく説明されてます。(motさん紹介)
DellOrto Tuning Guide
※Factory Jetting Guide
float levels
Needles Charts
Dellorto Needle Profiles


※私が使用していデロルトキャブ
 PHMで口径が40mmのものです。
 入手方法はYAHOOオークションで購入したものです。
もとはドカMHR900についてたそうでドカ独特の傾いて取り付いているのが水平に取り付いた場合、油面がどうなってしまうか心配でしたがその心配はありませんでした。
 若干フロートレベルを調整しましたが、わずかしか違っていませんでした。
 このキャブのいいところは左右対称型なので、エアースクリューやアイドルセッティング時に調整がとても楽です。


※RSへの取り付け
モノサスRSに取り付けるためにスロットルワイヤーはR90S用のものをMOTOBINSで購入しました。また全開可能なようにスロットルベベルギアも購入しました。 

 失敗談ですが(今回もとほほでした)。購入したキャブは外観が大変汚かったので、ポートにはガムテープを貼って、サンドブラストをかけたところ細かい砂が入り込んだらしくキャブのピストンががっちり食い込んでしまい、これをスムースに動かすために大変な時間がかかってしまいました。
ガレージ198さんでやってるウエットブラストがよさそうですね。
===========================================取り付け(2002.04)
 いよいよ取り付けることにしました。
その前にオーバーホールをしなければなりません。コンプレッサーエアー、キャブクリーナを使って行いました。
 購入したデロルトは調べたところ、フロート高さは両方とも同じくらいでした。
 メインジェットは#135、アイドルジェットは#65、ニードルはK−5、スライド(ピストン)は#60/1でした。
  
ちなみにR90S用はメインジェットは#155、アイドルジェットは#55、ニードルはK−4、スライド(ピストン)は#60/5でした
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 実のところ、モノサス用のインテークは32mmφでデロルトをつける場合、取り付けるためのアダプターが必要です。
 二本サスやGS用などのインテークポートが40mmφのものは、ARIMFUJIさんからいただいたので、将来はこのヘッドもツインプラグ化して、そしてデロルトをつけるという構想があります。(何時できることやら)
 将来は別にして、このキャブが使えるのか試すつもりで、今回取り付けることにしました。
 とりつけに当たっては、デロルトについてる固定バンド?ははずしてSAMCO製ホース?を使用しました。この方が熱遮断や振動防止、それにバキュームを測る為に注射針も簡単に刺すことができます。
ただ、問題は口径が大きいため、ヘッド側のほうには、サイズ調整用のゴム製リングをはさんで取り付けました(もちろんキャブとポートの段付きをできるだけ小さくするようにしました)。
そのうち、専用のスピゴットを作っていただこうと思ってます。


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 スロットルケーブルはあらかじめケーブル内に潤滑剤を注入しました。潤滑剤はOBCで定評のあるアプルーブが欲しかったのですが、近くのお店になくてケーブル潤滑用と謳ってるものを購入して注入アダプターを使って実施しました。





 OBC会員さんのR100改のデロルトはスロットルがとても軽いんです。そのコツはまずキャブのバレルとピストンを研磨剤の入ったワックスで磨き、最終的にMicrolon Assembly Lubricantを塗ってるそうです。またワイヤーの潤滑やスロットルワイヤーの取り回しをタンクの上を通してできるだけRをゆったり取るのだそうです。
 今回は一部物まねでやってみました。結構軽くなったような気がします。

 初めての始動ですが、なかなかかかりません。チョークケーブルをつけていないため加速ポンプを利用してガスを濃い目にしてるのですが、どうもプラグを見てもそんなにぬれていません。
 再度、加速ポンプ周りを清掃して、今度はやっとかかりました。
ただ、アフターファイヤーが凄いので、近所迷惑のため、中止することにしまた。来週までゆっくりバッテリーを充電して(自動で充電終了します)、再度挑戦することに。

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 1週間後、今回はBMWについてたチョークケーブルを改造してつけてみました。
なんかチョッと短いですが取り付けることはできました。
 エンジン始動は、チョークとアクセルを2回くらいあおってからセルを回すと問題なくかかりました。
しばらく暖気運転してから、バランス調整用スパナを持って騒音公害にならないところへ移動して調整しました。
 バキュームメーターもつかいましたが、もう少し完全に作動するためには時間が必要です。
 久しぶりに加速を楽しんで見ました。ミクニのフラットとは違った味があります。加速は回転があがるにしたがって豪快になる感じです。
 加速ポンプつきなので、2段目がチョット重たくてそれを無理やりこじ開けていくと、ここからさらにグーンと加速していきます。
※デロルトのチョークがワイヤーだけでなくレバー式(写真はPHF36)も取り付けることができます。
 PHMの場合はDUCATI 750F1ラグナセカについてるようですので取り付けることができそうですね。

             



セッティング
 2002.08.20のセッティング
 スライドは60/1、MJ:#155,PJ:#55,ニードルクリップ位置 中央(3段の内) プラグはBP−7相当(デンソーイリジウム)、加速ポンプ付きエアースクリュー(左は約1 1/2戻し、全閉時エンスト(OK)、右側2回転戻し)
 加速ポンプの効果はやはりいいものがある。


 2002.08.10のセッティング
 スライドは60/1、MJ:#155,PJ:#55,ニードルクリップ位置 中央(3段の内) プラグはBP−7相当(デンソーイリジウム)、加速ポンプなし(不満点はなし)
エアースクリュー(左は約1 1/2戻し、全閉時エンスト(OK)、右側1回転(ただし、全閉にしてもエンストしなくなりました!何でだろう)
調子はいいみたい。
 フロート重量をチェックしたところ、私のデロルトは両方とも10gでした。(ジェット類も以前確認しましたが同じサイズでした)
同調はををつかさん達と共同購入した大森製のツインバキュームタイプだが、とても便利同調がしやすくなりました。
注)2004年:左右の指示値が大きく異なる場合があるというので、掃除機や注射器を使って調べたところ、私のも大分ずれていました。
今は、このメータの片側に金魚用の切り替えバルブを使ってバランス調整しています。
(格好はいいのですがm残念です)

 2002.08.09現在のセッティング
 スライドは購入時の60/1、MJ:#155,PJ:#50,ニードルクリップ位置 中央(3段の内) プラグはBP−7相当(デンソーイリジウム)、加速ポンプなし(不満点はなし)
,エアースクリュー(左右とも約2 1/2戻し、先週ピンキーさんに1回転戻しで調整できない場合、パイロットジェットが細すぎて、エアースクリューでは調整できてない状態だよと教えて戴きました(目から鱗がおちました!!)
 それと、ドカ用のデロルトは前後のシリンダーによってMJ、PJのサイズがちがったり、フロート重量も違うそうです。(実際に見せていただきました)


2002.04.21
R90S用のデロルトは38φですが、ほとんどのパーツは40φも共通ですから、とりあえず、今回(2002.04)はmoto-binsからR90S用のパーツを購入しました。
ここで、メインジェット、フロートニードルバルブの口径がわかりましたので紹介します。
メインジェットはNo.
6413:#155、フロートニードルバルブはNo.8649:Float needle valve:#300)でした。

moto-bins
(LINKしています)で購入したもの
1.CHOKE CABLES  35560             6.50£/個 *1=6.5
2.R90S:FLOAT VALVE ASSEMBLY   60753  7.00£/個 *2=14.00
3.R90S:CLAMP BOLT AND NUT 60761k     1.25 £/個*2=2.50
4.R90S: MIXTURE SCREW 60755          1.65 £/個*2=3.30
5.R90S:MIXTURE SCREW O RING 60772     0.70£/個 *2=1.40
6.R90S:MAIN JET NO 155 60770          1.95£/個 *2=3.90
7.R90S: PUMP COVER GASKET 60747      0.35 £/個*2=0.70
8.SLIDE NEEDLE 60752                3.00 £/個*2=6.00
9.R90S: SLIDE SPRING 60750           1.00£/個 *2=2.00(1個に2本入っていて、結果4本購入)
 ドカ用についてるのは結構アクセルが重くなりますが、このスプリングは大分軽くなります。

10.R90S: TICK OVER SCREW 60756       1.00£/個 *2=2.00
11. R90S:INLET BOLT GASKET 60739      0.25£/個 *2=0.50
12.R90S:DRAIN BOLT GASKET    60742    0.40£/個 *2=0.80
13..THROTTLE CAM GEARS 61093         9.50£/個 *1=9.50
14.R90S: SLIDE:60/5                 22.50£/個 *2=45.0
(国内で買うと1個1万円、2個では?)
私の好きなのは60/1なんですが、なかなか安くは手に入りません。
15.他