NOBUさんのセルモーターの脱着について (2001.1.3)

注意)この記事は、ボッシュを交換する際のもので、バレオを交換する場合とは異なります。

R100RS/1988のスタータモータの交換完了しましたので、経過報告を致します。
ボッシュバレオのそれぞれポイントを含め説明いたします。
今回は、ボッシュのスタータをはずしてバレオのスタータを取り付ける過程にて
両者の取り付けを説明しようと思います。
交換の過程にて両者を比較するとボッシュの方がバレオより面倒に思いました。
参考文献はクライマーRシリーズ1970-1994。BMWリペアマニュアル。

 <構造上の違い>

左下がBOSCH、右上がVALEO

バレオの方がソレノイド部が小さくコンパクト。
ボッシュの方がモータエンド部にもう一つの固定用プレートがモータから出ている2本のボルトに止められている。それがボディに固定されている。
従って、バレオは2本のボルトでボディに固定されているのに対し
ボッシュは3本のボルトで固定されている。ボッシュのモータエンドの
3本目のボルトのリリースが結構面倒である。

 <用意する工具>

1.13mmソケット  (スパナは不可と思います。非常にスペース狭くスパナは入らない)ソケットの幅は18mm、18.5mmは不可。長さは短い物ほど良い。
2.レンチ90度に折れて使用できる小さいレンチ。渋谷の東急ハンズにてKTCのコーナーで1800円位で購入いたしました。
3.13mmめがねレンチ (バレオを取り付けるときに使用)
4.ソケットレンチの延長シャフト 長い方がよい。(ボッシュの3本目の固定ボルトをはずすときに使用)
5.一般ソケットレンチ
6.プラスチックヘッドのハンマー
7.車載工具

 <ボッシュスタータモータ取り外しとバレオスタータの取り付け>
1.サイド化粧版はずす。
2.バッテリーマイナスポイントをはずす。
3.シート取り外す。
4.燃料バルブをオフにしてタンク取り外す。
5.エアクリーナカバーのクリップをはずし、カバーをはずす。
6.ボディー上部、タンク下のスタータモータカバーを2本の固定ボルトをリリースして
はずす。はじめて外すときなどはくっついていてなかなか取れない。その時は、ボデ ィに傷を付けないプラヘッドのハンマーでたたいてゆるめます。
それでも取れないときは、エアクリーナーのボディ固定部も外すと取れます。
7.クランク内からのブローバイガス還元パイプ(ソレノイド部端子下にある)のクラン プを外し、パイプをリリースする。
8.スタータボディを固定している、プーリー側2本の固定ボルトを外す。このときに13mmソケットと90度に曲がるレンチではずす。
9.エンジン部のフェアリングを外す。
10.オイルクーラをホルダーから外す。
11.おかめの2本ボルトを外す。
12.ダイオードボードのマウントビス4本を外して、ダイオードボードをマウントから外 し、裏側がよく見えるようにする。
13.おかめを外すとオルタネータ右上位に3本目の固定プレートとボディに固定されたボ ルトが見えます。それをラチェットレンチと延長シャフトを組み合わせ外す。10m m位か?
14.これでスタータはボディから離れたがスペースが狭く、固定プレートが邪魔をして取 り出せない。それではずれたスタータを動かして、2本の固定プレート固定ビスが見え る一になるようにする。そしてそのビスをゆるめる。8mm位のナットか?
15.スタータモータを外し、ソレノイドの端子を外す。
16.スタータモータを取り出す。
17.バレオスタータを用意しボディに載せる。
18.ボディに固定する2本のボルトを取り付ける。取り付けるときはナットは使わない。
スタータ本体に溝が掘ってあるのでボルトを反対側から(今までナットがあった、プーリー側から差し込んで取り付ける。ボルトが長いので取り付けるときはソケッ  トが入らないので、めがねレンチで取り付ける。
19.ソレノイドの端子を取り付ける。
20.以降は取り外しと逆にステップを踏む。

 <バレオスタータの取り外しとボッシュスタータの取り付け>

上記1から8までで完了。

取り付けは9以降も実施し、ボッシュスタータ取り外しと逆のことを実施する。

以上