プラグコードのアーシング

野呂爺ほっとワイヤーの自作(テキスト編)


2001.2.11更新

以前からパワーアップや体感のよさを求めて、改造や工夫をしてきましたが、最近小遣いが少ないためか趣味が多すぎるためか、懐が大変さびしいんです。そしていろんなところで話題になっている”高性能点火装置(コード)””ノロジーホットワイヤー(Rの場合15,000円)”も装備したいものの一つでした。友人達やCLUB BMWの諸兄たちの評判を聞いてその思いはいっそう強いものとなり、特にチノパンさんも取り付けて、その効果の高いお話も気持ちを抑えることができない原因のひとつでした。最近雑誌にノロジーもどきの組み立てキット(3500円/本、Rは2本で7000円)を見つけて、これなら自分でもできると思い立ち、完全自作に挑戦することにしたのです。
休日出勤の帰りに秋葉原の電気街で自作に必要なパーツを買いに早速出かけました。

購入材料
1)プラグコードを包み静電容量を上げるためにステンレス?のシールド(メッシュ)ワイヤー(幅13m/m)×3m(販売最小単位)税込み約900円。
2)熱収縮チューブ内径10m/mくらいのもの、1m×2本、税込み400円
3)合計1300円
しかし、電気街で悩んだことは、シールドワイヤーのサイズです、ボールペンを差し込んで見たりして幅13m/mのものを購入しましたが、実際はワンサイズ小さいものでも十分入ることが、取り付け時にわかりました。
また収縮チューブも黒と透明の2種類あり悩んだすえ、透明としました、いかにもメッシュが見えて、かっこよさそうに感じたため)
早速取り付け工事を行いました。

まずは。燃料タンクをはずして、プラグコードをはずします。このプラグコードは神戸にいるときにクラブ員の渡辺さん”青ちゃん!、NGKのプラグコード(赤色でRACINGとかかれていました)をR用に作ってきたからつけないか”と親切にお声がけしていただき実費で取り付けていただいたものです。ついでにお話すると、それまで使っていた純正品はなにかプラグキャップは高級そうですが、コード部分はひび割れてもおかしくない材質です。実際交換したあと純正コードを折り曲げて見ましたら、見事にそこらじゅうがひび割れていました。まだ純正品をお使いの方がいらっしゃいましたら、社外品への交換をお勧めします。

シールドメッシュ内にプラグコードを挿入していきますが、その前にアース用に使う部分(約15cmくらい)を残してメッシュ部分をドライバーの先で穴をあけるようにしてそこからコードを挿入していきます。挿入方法はコード側から引っ張るのでなく、押しながらメッシュを広げるつもりで押していくと簡単に入っていきます。そして両端をビニルテープでしっかり固定します(ただし、今回買ったメッシュは幅広のためどうしても膨みます。その場合は伸ばして修正してください、私も2回ほど調整しました)

       

それから最後の仕上げの熱収縮チューブをかぶせていきます。この場合ゆるいくらいのものを購入したため、簡単にかぶせることができます。熱収縮チューブは細く短いものでしたらライター程度で十分ですが、今回は40cmくらい長さがありますので、カセットコンロ用ボンベをつかうガスバーナー(バーナー部分だけで1000円程度で売っていると思います)を利用することにしました。バーナーに近づけても燃えるようことはありません(本当は強いバーナーの火でこげるのではと思い、離して加熱していましたがなかなか縮まないため、思いきって数センチのところで試すと、こげもせず見ているうちに縮んでいきます。)
これで完成です。
効果はどうかと早速、Rに取り付けます(写真参照)。そしてエンジンをかけます。始動性は良好、冷えているわりにエンジン回転がわりと安定している。

次に、予備のプラグにコードを差し替えて、火花の強さを確認、”野呂爺”に変更する前も写真をとっておけばよかったと思うくらい火花が強力です。

すぐにでも試走したいのですが、今日はバイク屋さんにナンバーを置いてきてしまったのです。それは、私のRは神戸で買ったときから今までナンバーも神戸のままにして約10年走っていましたが、10年目の車検で横浜ナンバーに変えることにしたのです。ただ車検時に変更できず来週変更するそうなんです。ナンバーを渡すときにしみじみ約10年間付き合った仲間のようでさびしい思いがしました。(神戸の仲間に叱られそうですが)(写真参照)
ということで試走はできませんが、意を決して家の廻り50mくらいを違反承知で走ってみましたところ(内緒)、なんかいい感じです(新しいものをつけた高ぶった気持ちのせいかもしれませんが)

※現在(2002.4)はツインプラグ化しているため、はずしています.